- 自分の症状を調べたら、適応障害に当てはまるかもしれない
- でも、誰にも相談できないし今は休めないよ・・・
と悩んでいる方に向けて、適応障害で約7ヶ月休職した私が
実体験をもとに皆さんへ伝えたいことをお話ししたいと思います。
とにかく“早く”行動してほしい
私の実体験から言えるのは、
- 症状が出ている時点で、自分が思っている以上に状態は悪化している
- 対策をせず1人で悩んでいる時間が長いほど、症状は悪化していくだけ
ということです。
そのため、以下のことをとにかく“早く”対応することが最も大切なポイントです。
病院(精神科もしくは心療内科)を受診する
辛いこと、症状が出ていることを相談する
それでも対処ができない時はとにかく休む
病院(精神科もしくは心療内科)を受診する
先にお話しした通り、既に自覚症状が出ている時点で自分が思っている以上に
状態は悪化しており、自分で症状を改善していくことは難しいです。
そのため、まずは病院を受診してください。
地域にもよりますが、土日や夜間診療を行なっている病院もあるので
調べてみてください。
- こんな症状だけで病院に行ってもいいのかな
- どんなことを聞かれるのかな
と不安な方もいると思いますが、まずは1度受診することをお勧めします。
もし治療が必要ないならばそれに越したことはないですし
もちろん内容は本人の許可がなければ誰にも口外されることはありませんので
安心してください。
辛いこと、症状が出ていることを相談する
適応障害の症状はケガや一般的な病気と違い、目に見える症状がほとんどないため
自分から声をあげない限り気づいてもらえないと思ったほうが良いかもしれません。
初期症状の時点で相談し少しでも状況が改善すれば、重症化を防げる可能性があります。
自分の健康を守るために勇気を出して相談してください。
しかし私の経験上、ただ辛いというだけではなかなか相手には理解されにくく、
- 何が負担に感じているのか(人間関係・業務量など)
- どんな症状がいつから続いているのか
ということを具体的に伝える必要があります。
特に症状について詳細を相談できると、より自分の悩んでいる状況が伝わりやすいです。
それでも対処ができない時はとにかく休む
とはいえ、治療の経過が良くなかったり、相手が何も対応してくれないなど
対処をしても症状が改善しないこともあると思います。
その場合は、とにかくその環境から離れて休むしか対策はありません。
病院で診断書をもらい、職場や家族に説明し休養してください。
もちろん休むのは物理的にも心理的にもハードルは高いと思います。
当時の私も本当にこの決断は辛かったのを覚えています。
- 今急に休んだら自分が担当している仕事に支障が出てしまう
- 適応障害だと周りの人に知られてしまうのが怖い、恥ずかしい
- 周りの人は辛くても頑張っているのに、自分だけ休むのは情けない
- 休んだら本当に症状は良くなるのか分からない
ですが、実際に経験した現在の私から言わせてください。
どうか、早く休んでください。
当時必死に我慢しながら仕事をしていた私は、休職直前には症状がかなり悪化していました。
- 相手の言っている内容が正しく理解できない
- (頭が働かず、ただ言葉がそのまま右から左へ流れていくだけの感覚)
- 突然職場で無意識に涙が出る
- 常に表情が暗く、食欲もないためどんどん痩せていく
こんな状態になってしまっては、どのみち仕事は続けられなかったと今となっては思います。
そして何より、結局会社は自分を守ってくれません。
自分の健康は自分で守るしかないということに気がつきました。
最後に
私は対応が何もかもが後手に回り、症状が悪化し休職する結果となってしまいました。
実際の私の症状や経緯については、また別の記事にまとめようと思います。
7ヶ月休職した後、現在は復職に向けて慣らし勤務をしています。
電車に乗って出社することも、職場の人と会話をするだけでも非常に疲れます。
もちろん少しずつ慣れてきていますが、正直キャリアにおいてハンディキャップを
感じるのも事実です。
そんな現在思うのは、
- 他の人にこんな辛い思いをしてほしくない
- 休むのは逃げではなく、自分を守る手段
- 最終的に自分を助けられるのは自分だけ
ということです。
私もあなたも既に十分頑張っています。
頑張りすぎたら休んだっていいんです。
自分は大切な存在なんだと認めてあげてください。
この記事が誰かのお役に立てますように。